榎本まとめ

榎本の考えた事をまとめます。榎本は誰だという声が各方面から聞こえてきそうですが,ゆるくがんばります。

仕事と大学院の両立は可能?自分の欲求に目を向けてみる.

入学して1週間がたちました.
ガイダンス祭り・先輩の研究発表会参加・2時間超の講義たちとめまぐるしい日々でした.
今回は仕事と大学院の両立について考えていることを書きます.
 

 

いろいろな出会い,
インプット&アウトプットの高速サイクル,
研究の可能性,
仕事と関わる企みなどを考える日々を過ごしました.

 

一方で,冷静に「両立」という二文字について考えました.

 

企業で働いている方で,
「大学で学び直しをしたいな」
と考える方にとって最大のネックが<時間>

ROI(Return On Investment;投資対効果)が気になる人々がいるかもしれませんが,それはまた別の機会に.

 

「時間が足りるのか不安」
「ただでさえ忙しいのに,体力もつか」
などと時間に関する悩みや不安が先立つと思います.
 
僕もそれは思っていましたし,今でも思っています.戦々恐々です.
まだまだ序の口だから軽口叩けるのだと思っています.
 
しかし,誤解を恐れずに断定すると,
「時間はどうでもいい.欲求に目を向けるべし」
です.
 

◎時間は絶対的平等.欲求は無限の可能性

  • 生産性向上は常に
  • アウトプット志向で
という事を前置きしておいて(これが難しいんだなぁと反省もしています).
 
 
時間は自明の通り,皆平等に存在しています.
常にそこに流れていて,
物理量としては変わりようがありません.
 
だから,時間ベースで自分と勝負するとしたら,
量での戦いはアウトです.
質(または「率」)での戦いが望ましいです.
 
 
両立という文脈で説明すると,
  • 仕事の生産性を見直す*1
  • 大学院(研究)での生産性を定義する*2

が必要なアクションということになります.

 

 

ただ,質(率)の戦いに至るまでの思考回路や工夫が難しいということも.
そこで<欲求>です.
欲求=欲しがり求めること.
自分が何を欲しがり,求めているかを知ることが重要かなと思い至りました.
 
思い至ったきっかけは,
落合陽一・著の「超AI時代の生存戦略」のあるパート.
 
(中略)遊びの中で,自分が何をすれば喜ぶか,つまり自分にとっての「報酬」が最も考えないといけなくなる概念だろう.
(中略)射幸心としての「ギャンブル的な報酬」と,収集欲としての「コレクション的な報酬」.それと,より体感的な「心地よさの報酬」というのもあるだろう.(中略)これら3つの報酬が,物事の継続性を生む.
-p.68,69 
 
これを読んでハッとひらめいたのです.
  • コレクション的報酬は,大学院で満たされる
  • 心地よさとギャンブル的報酬は,仕事で満たされる*3
欲求レイヤーで考えたときに物理量としての時間は超越をして,
「両立できる気持ち」を作り出しているのだと気づきました.
 
感情や欲求は,認知と相互作用して,身体を支配します(逆も然り).
僕は両立をうまくやるスキル以上に,自分の欲求がすべて満たされることで気持ちよく行動ができているのだと思っています.
 
これが同じ欲求に偏るマルチタスクだったり,
ずっと満たされない何らかの欲求があったりすると,成立していなかったのではないかと思います.
 
長くなりましたが,
ときに「時間がない」というフレーズを捨てて,欲求に目を向けてみては?
 
榎本まとめ.
 

*1:生産性については,最近読んだ本だとタイトルまんまだけど,「生産性」(伊賀泰代・著)  とか参照

*2:ぼくが今のところ考えていることは「発見・社会的インパクト・発明につながるスモールゴールに対する必要十分なサーベイ量と実装量」と思っています.

*3:断っておくと,「ギャンブル」という言葉と仕事を安直につなげて理解をしないでいただきたい!笑 詳しくは書籍を買って読んでみていただけると意味がわかると思います.