「退職エントリ」とはまた違う何か,自分のビジョン,大学院入学
4月から東京大学大学院 情報学環・学際情報学府に入学しました.
大学院生です.(周囲の学生から見ると)27歳のおっさんですが.
ご報告が遅くなってしまった方は申し訳ありません.
(情報学環・学際情報学府の所在地は,立派にそびえる安田講堂でも荘厳な雰囲気の赤門でもましてやほんのりとおだやかな三四郎池でもない)
そして新年度の勢いでブログ始めました ( 人生では何度目かの ) .
今流行りの"新しい働き方"というものになりそうです.
その渦の中に巻き込まれながら(?)感じたことや考えたことをまとめていけたらと思います.
一発目は,特に会社の方々から良くご質問される事柄たちを
まとめちゃっておけば説明が楽なのではないのかと思い至り,書きます.
決して説明することがげんなりするとかそういうわけではありません.
聞かれたら快く答えます(たぶん).
◎働きながら学ぶの?
はい.働きながら学ぶことになります.*1
でも,「働くし,学ぶし,研究する」がしっくりきます.
「ながら」というニュアンスが不適当な感じが今はしています.
3月末の上長との面談の時に言ってもらえた言葉があります.
「ある意味で初めての転職のような感じだよね.
違う世界観にたくさん触れて学んでください.
自分が培ってきたものに自信を失わずに,
それでいて自らアンラーン(Unlearn)するといいね.」
今までの分野(心理学,発達障害,教育等)とは別の分野にざぶんと飛び込む事になります.
働くし,学ぶし,研究するというマインドで,
何事にも貪欲にやっていきたいと思います.
時間配分は,会社の仕事と勉強・研究 を半々で頑張る所存です.
なので,会社に出没する頻度はぐっと下がります.
こういう働き方をさせてくれる今の会社には感謝しかありません.
ちゃんと学び,研究して社会と人類に還元していきたいと思います.
◎何を学ぶの?
所属する研究室は「Intelligent Systems & Informatics (通称・ISI)」.
ちゃんと説明できないので、気になる方はwebサイト(ISI Lab. -The University of Tokyo-)みてください.
誤解を恐れず言うと,「人間のこと,とりわけ認知発達や運動発達をロボットや人工知能を通じて知ろうぜ!」という研究を行っています(この記事を発見した諸先輩方,違っていたらすみません.あらかじめ謝ります.).
今月中に研究テーマをざっくりと提出するようなので,
入試時にプレゼンテーションした内容を深掘りして考えています.
◎なんで今?
今の会社に入ってまる五年が経ちました.
いろんな事を経験させてもらって,間違いなく成長できました.
特に2015年半ばからは社内で研究機関を立ち上げに携わらせていただき,
社長との入社前面接時の目標が達成した嬉しさやら何やらでたくさん働きました.
僕のビジョンは「〈テレパシー〉のある未来を創る」です.
また別記事で詳しくまとめますが,
そのビジョンのためにはどこかで新しいチャレンジが必要だと常々感じていました.
それがこのタイミングでした.
色々な仕事上の縁やタイミングも重なって,のことです.
卒業する頃は29歳.
そこからまだまだチャンレンジしてゆけると思っています.
◎「退職エントリ」とは違う意味合い
退職エントリ*2 って聞いたことあります?
文字通り,企業を退職するときに書くブログ記事です.
僕の場合は厳密に言うと完全に転職ではないのでグレーゾーンですが,
ある意味働き方が変わるので,そのくくりと考えています.
退職エントリを書くと,
- 新しい仕事の連絡依頼がある
(これは特に独立しまっせ,って方.) - セルフブランディングに吉
(退職エントリ+社名というフォーマットを用いることで,人によってはよく読まれて注目される機会になる.) - 同じ境遇で悩んでいるひとのヒントになる
(転職や退職を後押しするだけでなく,思いとどまるときにも作用するのでは.)
と言った機能が働くと思っています.
でも,もうちょっと違う見方をすると,
「言語化していくことで,考えていることが整理される」
「整理されると内省,省察が進んで,次なる道がかえって明確になる
「人に読まれて,何人かからはフィードバックや質問があり,そこでまたリフレクションを促される」
という効用があると思います.
僕はまさにその感覚です.
身の回りに同じような生き方をする人間に(いまのところ)出会っていないため,
自分で整理しながら考えていく過程に価値を見出しています.
僕にとっての意味合いは,「自分の思考プロセスの自己内省と気付き機会獲得」です.
また別の記事で今後の働き方とか,
研究トピックや興味関心などを書いていこうかなと思っています.
榎本まとめ.